温故知新 〜凡人が賢人になるために〜

株式会社イードア代表 中村 裕のコンサルタントブログです。

感動の期待値

先週末に数年前からお世話になっている、ファイナンシャルプランナーである、大先輩と久しぶりにお会いした時のことです。

突然、お電話をいただき、「少しの時間でいいから、会って渡したいものがある。」と言われ、先週お会いしました。

普段、忙しく日本は勿論、グローバルに飛び回っている忙しいお方なのにも関わらず、私のために渋谷へご足労いただきました。

お会いするや早々に、「これクリスマスプレゼント」と紙袋をいただきました。
中を開けると、私が尊敬するサッカー選手、小野伸二さんの名前&サイン入り色紙とサイン入りユニフォームが入っておりました。

嬉し過ぎてただただ、ありがとうございます!を連呼していると、そのお方に連れていっていただいた、マジックバーのオーナーからの約束の品を届けたんだよ、と。

その方とお会いしてお話したのは、数回ですが、私が小野伸二選手の大ファンであることを公言したのは、エレベーターを待っているほんの数秒のことでした。

その時のことを覚えていらっしゃって、わざわざ私のために小野選手へ連絡をしていただき、サインまでいただけたのです。
と同時に、お忙しいファイナンシャルプランナーの方に届けていただき、ファイナンシャルプランナーの方も私のためにわざわざ届けにきていただいたのです。

私もお客様に接するサービスをしている身ながら、期待値を超えるサービス、感動を与えるサービスとはこのようなことだと、凄く痛感し、実際に宝物をいただいたのですが、それ以上にお二方(小野選手を入れるとお三方)からプロとしての心構えを学ばせていただきました。

このような恵まれた環境で学ばせていただき、いつか皆様にお返しが出来るよう、より一層精進しようと強く誓った日でした。

ストック型とフロー型

この間、ご紹介いただき、訪問したクラウドサービス事業会社の方とお話をする中で、非常に興味を引くお話を聞けました。

同社では、採用する際に
・ストックタイプ
・フロータイプ
と、面接によって2通りに分けていらっしゃるとのこと。


ストックタイプとは、言葉の通り、貯蔵、過去の経験を基に、どの程度ご活躍出来るか、自社へ影響を与えていただけるかを見ているようです。

フロータイプとは、今までの経験値や実績はそこまでではないが、これから吸収し、どの程度ご活躍出来るか、自社へ影響を与えていただけるかを見ているようです。

同社では、後者のタイプを好むようで、移り変わりの早い業界のため、過去の経験や実績、価値観にとらわれず、新しいものを身に付け、組織と切磋琢磨し、アウトプット出せるタイプが良いとのことでした。

ストックタイプの方、経験豊富な方は過去の経験・知見を出し切ってしまった後が心配と仰っており、そのような観点で見ていらっしゃることに非常に良い衝撃を受けました。

Decision

弊社の行動理念に、頭文字を取った、
Evidence
Decision
Order
Ambitious
の4つがあります。

先週末、決断力を磨く本を読んだのですが、テクニックも重要なのですが、覚悟といいますか、「目的」を持ち「決め」ることなのだな、と再認識させられました。

何かを成したい時に、「どのようにそれを成すのか」を考え、今日までの自分を肯定し、成すために必要なことを「やる」を選択することだと。

変化を嫌うこともあるのでしょうが、変わらないことには事は成せないと思うことから始まるのかなと、強く思いました。

今まではこのやり方であっていたが、これからはこのようなやり方でやると考え抜き、決めること、そんな単純なことなのです。

自分自身の思いをよりカラーでイメージし、強く思うことで、方法論が芽生え、どの道を選ぶのか、このサイクルを回すことが人生において重要だと、再度思いました。

覚悟

先日、若手の営業経験者とお会いした際のことです。

自己成長がしたいために現職を辞めて、新天地で活躍したいとのことでした。

自己成長とは何か、活躍したいとは何か、1度きりの人生において、後悔のない選択とは何か、20年後とは言わないが、5年後や30歳のイメージは何か、など、様々な価値観・人生観を伺いました。

得たいことや実現したい思いは多く出てくるのですが、何も失いたくない。とのことでした。

短期間で何かを得るということは、現キャパシティの何かを失うことによって、組成されるものが大部分なため、その時間や欲、私情などを仕事に充てる、「覚悟」があるか、というのがこのようなケースは特に重要なのだと、再確認しました。

と、同時に自分自身にも問いただし、前職の創業時や現職での思いを持って立上げた時を振り返り、自分の襟を正す機会をいただいたな、と感謝しております。

トレードオフ

今日は私が創業メンバーとして在籍していた、急成長人材紹介会社の代表と話をしてきました。

当時は数名規模でやっていた同社が、現在では60名規模になり、業界でも成長著しい企業として、話題になっています。

私が在籍していた期間は2年8か月ほどで、数名から30名規模のフェーズを経験しました。
当時はランチェスター戦略を用いた、営業戦略(1×n)にて事業展開をしておりましたが、この2年ほど前から、営業戦略を大幅に変更し、n×nの最大化を目指すことで、組織化に成功しているとのことでした。

n×nの最大化と簡単に言っていますが、これにかける思いや研究は同業他社の数倍ではないかと思うくらい、徹底しているようで、同社で教えてもらった、「凡事徹底」を思い出させるくらい、当たり前のことを当たり前にやっています。

この徹底ぶりから学べることは多く、弊社内でのBPRは勿論、風土・社風に活かしていきたいと思います。

不確実性の撤廃

最近、色々な方と様々な話しをする中で、非常に有難いことにmissionを依頼されることが増えてきました。

このmissionが肝で、クライアントとしては、確実に成し遂げたいことなので、私共も徹底的に成功する方法を考えていくのですが、進めていくなかで予期せぬことが起きて、歩留りとなることがあります。
この予期せぬことを無くすことが、仕事なのかと考える毎日です。

過ぎたことを後から見れば、因果関係を理解(正しくないかもしれないが、結びつける)することができますが、どのようなことがリスクなのかを事前にもしも?の観点から、徹底的に考えることが重要だと強く思うようになりました。

昔、「悲観的に計画し、楽観的に行動する」と教わりましたが、その当時、この言葉の意味を今のように理解していれば、もっと多くのmission遂行が出来たのでは、と考えてしまいます。

今、気づけたことを幸せに思い、後の人生に活かしていけるよう、努めていきます。

ベトナムを商圏として見ると

昨日、数年前からベトナム駐在している、知り合いの方が、一時帰国するとのことで、ランチをご一緒させてもらった。

当時、ベトナムのイメージは、オフショア開発、コールセンターなどのアウトソーシングビジネスのイメージが強かった。

なので、最近のベトナムはどうですか。と聞いてみた。

すると、オフショアなどのアウトソーシングビジネスは勿論だが、商圏としても凄い勢いで成長している。とのこと。

インスタントラーメンなどを展開する、エースコック社(ベトナムではエースコックベトナム)は、日本での売上をベトナムでの売上が上回ったらしい。
ベトナムにおいてシェア7割。

その他にも、ホーチミン市や近郊エリアにECを展開する企業も、年間300億円の売上を記録するなど、商圏としても非常に魅力的になっている。
※このサービスは注文から2時間で配達されるらしい。。。

上記以外にもいろいろと成功例などはあるのだが、長くなるので省略させてもらいます。

感想としては、まだまだの商圏ではあるものの、この成長を考えると、更に5年後や10年後はどのようになっているか。と本気で考えなければいけない。

日本が戦後積み上げてきた努力、実績や生活の豊かさなどを提供することで、世界にやはり日本は凄いと言われるのではないかと、考えずにはいられない。