温故知新 〜凡人が賢人になるために〜

株式会社イードア代表 中村 裕のコンサルタントブログです。

9周年

本日3月25日を持ちまして、株式会社イードアは9年を迎えることが出来ました。

創業以来、皆さまのご指導、ご支援をいただくことで9年間経営をしてくることが出来ました。
この場を借りて感謝申し上げます。

創業以来、9年間3月25日を迎えることが出来ているのですが、今回こちらに備忘録として記載したいことがあり、創業以来初?となる設立日にブログを更新しております。

弊社は創業以来、組織人事コンサルティングを主体とした、クライアント様の経営状況に合わせた、経営支援や営業支援、ファイナンスの支援、M&A支援などを行ってまいりました。
創業当初の3期に関しては組織化も行っているようで行っておらず、クライアント様の状況に合わせた「再現性」のある支援が、し辛いような時代環境になってきたことを痛感し、理念・ビジョン・コンセプトを文言化し、事業・組織創りをしてきました。

現在、26名体制となり、組織も3階層となり、マネジメントレイヤー=結束点を用いる戦略となり、自身も1階層高い視座で戦略を考えると同時にマネジメントレイヤーには戦術家としての視座を持ってもらえるよう、日々議論と教育を行っております。

今期の計画では組織体制は4階層体制となる予定のため、その際の組織論として成さねばならないことも数多くあり、1年後の10年(期でいうと11期目)を迎えるまでに事業成長を進めながら組織としても急激な視座向上を求められることになります。

そこで当たり前の問いかけではありますが、whatやhowではなく、whyの問いかけを社内の癖付けとするべく、今期のスローガンも「ライフワーカー」としました。

人生の大部分を占める仕事を疎かにすることなく、仕事で磨かれたことをプライベートに活かし、プライべートで磨かれたことを仕事で活かす、本来の「人生とは」を再確認する年にしたく考えてます。

「働くのが生きるためなら生きるのは何のため」の大切な問いかけを意識し、会社・文化創りをしていきたいと思います。

この当たり前なのですが、凡事徹底し辛いことを濁さずにやっていくことが弊社の考え方でありアイデンティティと考えているので、いつになってもどこで誰と事業をしててもこの考え方を中心に置いて推進して参ります。

また1年、皆さまのお力になれるよう、弊社もより一層取り組んで参りますので、宜しくお願い致します。

感慨深い出来事

先日主要クライアントである、東証一部上場企業の役員様の結婚式・披露宴へ参加して参りました。

同社、同社役員とは私がこの業界に入ってきた、11年前に出会って以来、11年間の関係値があるクライアントです。

当時もですが、21歳の駆け出しの若輩者であったにもかかわらず、同社の代表は厳しい中にも愛情のある方で、営業として、コンサルタントとしての心構えを指導していただきました。

同社も資金調達を行い、事業拡大を加速させるフェーズでしたので、営業部門の責任者クラスの方を招聘することになり、お引き合わせ、ご参画いただいたのが、今回ご結婚された新郎となります。

新郎(同社役員)とは初めてお会いしてから、四半期に1度は食事をしながら近況交換をしており、ビジネスの考え方や成果に対する考え方など、今の自分の基礎となっている考え方を指導いただきました。

また、同社の社員の方々とは、弊社がご紹介をし、ご入社いただいた社員の方々も数多く在籍していることは勿論、同社との共同のフットサルチームの活動をしていたことから、社員の方々も数年前から知り合いの方が数多くいらっしゃいます。

そのようなこともあり、今回の結婚式では新郎・新婦は勿論、参列者の方々も数年前からビジネス・プライベートで知り合いの方が多い結婚式・披露宴だったため、非常に感慨深いものでした。

中々、11年間お付き合いが継続し、数多くの社員の方々と様々な交流があり、共に成長を志す方々との出会いも人生においてそこまで多くないと思います。

改めて、この出会いに感謝したいと強く感じたと同時に、同社、同社代表、新郎・新婦、社員の方々とのご縁を大切にし、ビジネスの結果でもお力になれるように精進していきたいと思います。

意味と目的と覚悟

行動する時の感情の因数分解をしていると、目的や意味を考えることから始め、行動を起こすときの覚悟のレベルで継続性と達成率が変わってくるのではないかと考えた。

もっと言うと、何かを果たした人は圧倒的に覚悟レベルが高いなと。

この覚悟レベル自体は元々後天性能力として培われるものと考えており、育ってきた環境によっても変わるもの。
ではあるが、自身でコントロールできるもの。

どれだけ目的を果たすために万策尽くせるか。

それはどれだけ目的を果たしたいか。になり、果たす意味は何なのかが大義・良心に繋がるのではと考え、1つ1つの出来事を因数分解することは勿論、未来にも活かしていける思考と改めて感じた。

感情移入の因数分解

最近、感情移入をどのように理解してもらうのか、を会社内で考えることが多く、そもそも感情移入とは。も考えるようになっていました。

経緯としては、弊社の仕事はクライアント経営者の考え方や価値判断基準を理解した上で、現在、未来をどのように見ているかを理解することから始まる。と原点に省みようと思ったことからです。

どうしても感情移入の苦手な方は各論、事象、出来事にフォーカスしてしまい、表層の下にある感情を無視しがちです。

実際にはその感情が非常に重要な要素で、そこに気付けるか、そしてその感情の変革を理解できるかが感情移入のキーになるものと考えます。

1つ1つの1シーン(絵)を共有し、そのシーンの変化(映像化)と変化した理由を共有できるようになると言葉に出さずとも相手の考えていることが理解し易くなるものと考えました。

そのためには絵自体がどのようなキャンパスにどの程度のスケールで、何を使って、いつまでに描くのかなどを理解できないと共有することは出来ません。
また、そもそも描くもの自体の個体(例、松の木)も知らない状態では、絵を完成することが出来ません。

そのように考えると、経営者の方々が考えることを予習、復習することが重要になってきます。
描くもの自体の個体(例、松の木)などは事前に学習できることですし、その上でそれを経営者それぞれの思想・価値観にて配置、表現していくので、会話の最中は思想・価値観を理解することに終始することが出来ます。

。。。などと、上記のように色々と考えているのですが、全てを書き起こそうとすると文字数もとてつもなくなりそうなので、最近考えていることを備忘録として書き起こしてみました。。

アウトプット(目的)を求められるからこそ、インプットと思考の意味があると痛感させられる体験でした。

やってみる

やってみる。というのは凄い大事なことで、新しい価値観に触れるきっかけであり、自分自身を省みる機会であると再確認しました。

今まで組織・人事支援を中心とした、クライアントの課題解決ソリューションを提供して参りましたが、全く取り組んだことのないことを現在、進行しているのですが、頭でイメージするよりもやってみるとイメージしていたよりも。ということが多いなと思います。

今回、そんなことに直面することで、謙虚になれましたし、常に世の中、社会をそのような価値観で捉えられたら、もっと世の中のすばらしさに気付けると同時に、自身の成長のトリガーの1つになると確信しました。

男なら口より行動を。の精神が大事ですね。

自問自答

新規でお会いする方との信頼関係の築き方について改めて考えさせられました。

職業柄、経営者のお話しを伺う機会が多いのですが、聞かせてもらえると思っている自分がいたり、自身の傾聴力に過信し、傾聴出来ていると思っている自分に気付くことは自分の現状に満足しないことや、常に良い方法を模索する向上心から生まれるのだと。

こちらから聞くことも勿論なのですが、聞かれた時に自分をどうプレゼンするかを考え、磨くことって意外にしていないなと。思いました。

見せ方という方策の話云々ではなく、自分は何を考えたり、思ったり、感じていたりしていて、仕事に対する考えや大切にしている価値観や信念はどんなことで、自分にしかアウトプット出来ないことや、他者より秀でているものはなにか。

そういうことを自問自答しているのか、そして答えとしてどうなのか。
上記のような意識を改めて考えなければ、結果、より多くの人に必要とされることもないのだろうと考えさせられました。

一番商品

先日、某経営者の方とお話しさせていただいた際に改めて痛感した「一番商品」の発想。

凄い重要だと改めて感じると同時に、自身の中で過去に学んだことをブラッシュアップした方が良いと考えさせられた日でした。

1つのことを深く突き詰めていくと、そのサービス、取り組みに対する知識を吸収するようになり、その行動自体が実体験ベースで昇華していき、知恵と変わる。

上記プロセスの最中にあれもこれもと手を出すことによって、本当の意味での商品力を失うことになり、本末転倒となるのではないかと思うことがあります。
※勿論、そうでない方、組織もあると思います。

市場観として捉えると、受け入れられて大きく成長を遂げることもありますが、偶発的な経験ではなく、再現性の高い商品・サービス創りを意識し、突き詰めることによって、一番商品が出来上がるのではないかと考えます。

このビジネスの考え方は人生にも当てはまると考えていて、何も考えずにその日を生きていたり、とりあえず思ったことをやってみることで大成することはあるのかもしれませんが、いつまでも同じ状況が続くことが絶対ではない以上、1つのことを突き詰めて取り組んでいくことが結果、再現性の高い人生であり、自身の存在価値にも繋がるのではないかと考えました。