温故知新 〜凡人が賢人になるために〜

株式会社イードア代表 中村 裕のコンサルタントブログです。

スタートアップ

月に1度は書こうと思っているのですが、中々、書けず、気付けば1か月半ぶりの更新です。。

最近、スタートアップの資金調達のニュースや、サービスローンチ、大手企業との事業提携などを拝見する機会が増えてきておりますが、10年前であれば、移籍を検討しない、や、移籍するのに躊躇していた方々もスタートアップへの参画されるようになってきたなと感じます。

ベンチャー企業でのご就業経験のない方からすると、スタートアップでの就業イメージは湧きづらいため、ご相談いただくことも増えてきました。

そこで最終的に意志決定をするポイントは何だろうと考えました。
「人=経営者」だと。
世の中でも当たり前に言われていることですが、やっぱり「人=経営者」に勝ることはないのだと、現時点では思います。

事業内容や資本、社員(メンバー)は時代によって変化するようになりましたが、経営者に関しては不変的であると思います。
※例外もありますが。

流行り廃りがより早くなった現世において、経営者に人生を賭けれるか、経営者の掲げる理念やビジョンに共感できるか、基本的部分が重要なのではないかと思います。

成長したいから成長出来る環境に。ということ

この間、某ITベンチャーの経営陣との打ち合わせ時に話をしていたことを書こうと思います。

面接時によくある話として、転職軸は何かを聞くと、同世代に負けたくない。と思っていて、そのためには「成長したい」と主張する方が多く、「成長出来る環境へ行きたい」と仰られるケースがあります。
だから志望しました。と。

そのようなことについて話していたのですが、大企業、ベンチャー関係なく、成長出来る環境には同世代の成長したいと考える人が多く集まっていることが想定される中、どのようにしてその方達より早く成長し、勝者となるのか。までイメージしている方は少ないのではないか。ということです。

そこには「勘違い」と「イメージの遮断」があるのかもしれません。
一概に成長出来る環境だから成長するのではないですし、同世代に負けないためにどのようなプロセスを踏むのか、そのような環境はどのような環境なのかをイメージしていないのかと思います。

これは持論ですが、成長するためには現状の器の大きさは変わらないので、現時点で器に入っているものを減らし、そこに成長するために必要なことを足す、そうすることで器を大きく出来るのではないかと考えます。

ここまで考えて人生を歩んでいれば、成長するために必要な「意識」を持つことは始められているかなと思います。

見地と温度差

弊社も今期から正式に3階層組織へと移行しました。
第6期の3階層組織の定着としては、
・新入社員(新卒・中途含め)の早期戦力化
・既存社員のプレイヤー・マネジメント能力向上
を掲げております。

そこで自分も過去に経験したことのある、「見地」と「温度差」について改めて考えさせられました。
先月まで学生だった新入社員に関しては、学生と社会人(プロ)の見地や温度差と、マネージャーになった既存社員は、プレイヤーとマネージャーとしての役割の見地と温度差に直面することになりました。

考え方1つ、経験すること1つで見地と温度差に気付き、直面する壁を乗り越えることで、社員1人1人が成長を実感できる良い機会だと考えております。
勿論、その渦中には私も3階層の壁を経験することで、情報伝達やレポートの仕組み、理念・コンセプトの浸透をより良いものにしていかなければと思います。

立場が人を創るのか、人が立場を創るのか、どちらが解かは分かりませんが、壁を壁と正しく認識し、どのような壁で、どうすれば超えられるかをその人・立場の人間が考える、超えていくことに意味があると捉えております。

第6期&2015新卒

皆さまからのサポートを受け、弊社は3月より6期目を迎えることが出来ました。今後もより一層、全社員一同、社会の恩恵を授かるだけではなく、社会に還元出来るよう、精進していきます。

弊社では毎年、新卒採用を行っております。
2015年4月には2名の新卒が入社しました。

自分自身に新卒としての経験が無い分、どのように接する、助言をするのが良いかを幾度となく考えましたが、社会人としての基礎、人としての考え方という点では、新卒だから。ということは関係がないのだな。と強く痛感します。

弊社では、実学は勿論、ベンチャーへ入社したから学んでいないということが無いよう、教養や社会通念も含めた教育・育成をしていきたく考えており、社員1人1人の価値観・人生観の醸成の一助を担えるよう日々接しております。

将来、イードアで学んでよかった、働けてよかった。そう思ってもらえるような、会社・風土・考え方でいたいと決意を新たにしました。

イメージを共有する

ブログの最終更新から1ヶ月経ち、継続することの大事さや難しさを痛感しております。。。

つい先日から非常に強く思うことが打ち合わせや何かの説明など、会話だけで相手へ上手に伝える際の重要なことについてです。

活字を読みあげるように話すことも大事だなと思いながら、相手が本当に腹落ちして理解してもらうためにはどうしたら良いのか、を改めて考えるようになりました。

自分の中でこのように伝えたい、こういうことです。と言いたいことが必ずしも相手には同じように伝わらないことが多く、勿論、言い回しや単語の選択などもありますが、最近、重要だと思うことは相手に疑似体験してもらうこと。と思いました。

相手の頭の中で、カラーでイメージできるような、まるで自分が描いた絵のようにその時々のシーンを時系列、登場人物、場所などを組み立てられるかを意識して話すことがより情景を理解した上で会話を積み上げていけるのだと思います。

相手によるという前提条件を抜きにいかに相手目線で物事・事象イメージを共有できるか、これを追求していきたいと思います。

感動の期待値

先週末に数年前からお世話になっている、ファイナンシャルプランナーである、大先輩と久しぶりにお会いした時のことです。

突然、お電話をいただき、「少しの時間でいいから、会って渡したいものがある。」と言われ、先週お会いしました。

普段、忙しく日本は勿論、グローバルに飛び回っている忙しいお方なのにも関わらず、私のために渋谷へご足労いただきました。

お会いするや早々に、「これクリスマスプレゼント」と紙袋をいただきました。
中を開けると、私が尊敬するサッカー選手、小野伸二さんの名前&サイン入り色紙とサイン入りユニフォームが入っておりました。

嬉し過ぎてただただ、ありがとうございます!を連呼していると、そのお方に連れていっていただいた、マジックバーのオーナーからの約束の品を届けたんだよ、と。

その方とお会いしてお話したのは、数回ですが、私が小野伸二選手の大ファンであることを公言したのは、エレベーターを待っているほんの数秒のことでした。

その時のことを覚えていらっしゃって、わざわざ私のために小野選手へ連絡をしていただき、サインまでいただけたのです。
と同時に、お忙しいファイナンシャルプランナーの方に届けていただき、ファイナンシャルプランナーの方も私のためにわざわざ届けにきていただいたのです。

私もお客様に接するサービスをしている身ながら、期待値を超えるサービス、感動を与えるサービスとはこのようなことだと、凄く痛感し、実際に宝物をいただいたのですが、それ以上にお二方(小野選手を入れるとお三方)からプロとしての心構えを学ばせていただきました。

このような恵まれた環境で学ばせていただき、いつか皆様にお返しが出来るよう、より一層精進しようと強く誓った日でした。

ストック型とフロー型

この間、ご紹介いただき、訪問したクラウドサービス事業会社の方とお話をする中で、非常に興味を引くお話を聞けました。

同社では、採用する際に
・ストックタイプ
・フロータイプ
と、面接によって2通りに分けていらっしゃるとのこと。


ストックタイプとは、言葉の通り、貯蔵、過去の経験を基に、どの程度ご活躍出来るか、自社へ影響を与えていただけるかを見ているようです。

フロータイプとは、今までの経験値や実績はそこまでではないが、これから吸収し、どの程度ご活躍出来るか、自社へ影響を与えていただけるかを見ているようです。

同社では、後者のタイプを好むようで、移り変わりの早い業界のため、過去の経験や実績、価値観にとらわれず、新しいものを身に付け、組織と切磋琢磨し、アウトプット出せるタイプが良いとのことでした。

ストックタイプの方、経験豊富な方は過去の経験・知見を出し切ってしまった後が心配と仰っており、そのような観点で見ていらっしゃることに非常に良い衝撃を受けました。