温故知新 〜凡人が賢人になるために〜

株式会社イードア代表 中村 裕のコンサルタントブログです。

グローバリゼーション

先日世間から出遅れながらもイーロン・マスクの初となる公認伝記を読みました。

このビジネスをしていると、時代やビジネスの流れの速さや、ボーダレス化をよく耳にすると同時に、クライアントでもそのようなことに直面している様を見る機会があります。

特にIT業界のクライアントでは、「シリコンバレー」というワードがよく飛び交っており、大枠で理解していましたが、この度、2冊の本を読むことで、色々な学びを得ることが出来ました。

ピーター・ティールとイーロン・マスクの本からは起業家・投資家としての目線の高さを実感することになりました。

本からでも「情熱」、「スピード」、「徹底さ」、「意識の高さ」においては圧倒されました。

勿論、上記の部分だけでも学びは非常に大きかったですが、より実感したのは、海外ではスタートアップやベンチャー企業を支援するインフラが日本よりも整備されていることや、目的達成共同体として、M&Aや合併が日常茶飯事だということです。

日本も昨今増えてきている事象だと思いますが、目的を達成するために競合やシナジーがある企業、参入したい企業などの組合わせで、共同体になることが多い印象です。

やることが大胆且つ固執しない(良い意味で)なのだなと。

日本もグローバリゼーションを進めていく中で、今後スタートアップやベンチャーは勿論、大手やオールドエコノミーとスタートアップなどの組み合わせが目立ってくるのではないかと思うと同時にそのようになっていくことを願いたいと感じました。
※既に多くの事例が出ていますが。

シリコンバレーや昨今の中国のようなダイナミックな化学反応が見られるよう、注視していくと同時にそのような機会創出が出来れば良いと思います。

移転と過去の記憶

弊社は本日9月1日より、約3年半お世話になった渋谷のオフィスを離れ、赤坂見附へと移転をしました。

渋谷は自分にとって、とても特別な場所でした。
ベンチャー企業での初めての就業経験をした場所
・創業期のメンバーとして経営参画した場所
・「無いことが当たり前」の精神を気付かせてもらえた場所
・人生の師匠、僕の人生に真正面から向き合っていただける方に出会った場所
・今の人生観へと育ててもらった場所
・生きることには覚悟が必要と教わった場所
などなど。

創業した時から、組織化するときは渋谷で。と思い、3年半を過ごさせてもらい、前のベンチャー時代を思い出したり、当時の経営陣は本当に凄い方々だったな。と自身と比較してみたり。

過去を思い出し、縛られているだけではなく、今後も更に磨きを掛け、良い意味でNew中村裕として、Newイードアとして、世の中に新しい価値観を提供出来るよう、未来を生きていきたいと思います。

移転祝いなど、数多くの方から頂戴し、ありがとうございました。
本当に支えられて生きていることを実感しました。
更なる期待に応えられるよう、精進して参ります。

スタートアップ

月に1度は書こうと思っているのですが、中々、書けず、気付けば1か月半ぶりの更新です。。

最近、スタートアップの資金調達のニュースや、サービスローンチ、大手企業との事業提携などを拝見する機会が増えてきておりますが、10年前であれば、移籍を検討しない、や、移籍するのに躊躇していた方々もスタートアップへの参画されるようになってきたなと感じます。

ベンチャー企業でのご就業経験のない方からすると、スタートアップでの就業イメージは湧きづらいため、ご相談いただくことも増えてきました。

そこで最終的に意志決定をするポイントは何だろうと考えました。
「人=経営者」だと。
世の中でも当たり前に言われていることですが、やっぱり「人=経営者」に勝ることはないのだと、現時点では思います。

事業内容や資本、社員(メンバー)は時代によって変化するようになりましたが、経営者に関しては不変的であると思います。
※例外もありますが。

流行り廃りがより早くなった現世において、経営者に人生を賭けれるか、経営者の掲げる理念やビジョンに共感できるか、基本的部分が重要なのではないかと思います。

成長したいから成長出来る環境に。ということ

この間、某ITベンチャーの経営陣との打ち合わせ時に話をしていたことを書こうと思います。

面接時によくある話として、転職軸は何かを聞くと、同世代に負けたくない。と思っていて、そのためには「成長したい」と主張する方が多く、「成長出来る環境へ行きたい」と仰られるケースがあります。
だから志望しました。と。

そのようなことについて話していたのですが、大企業、ベンチャー関係なく、成長出来る環境には同世代の成長したいと考える人が多く集まっていることが想定される中、どのようにしてその方達より早く成長し、勝者となるのか。までイメージしている方は少ないのではないか。ということです。

そこには「勘違い」と「イメージの遮断」があるのかもしれません。
一概に成長出来る環境だから成長するのではないですし、同世代に負けないためにどのようなプロセスを踏むのか、そのような環境はどのような環境なのかをイメージしていないのかと思います。

これは持論ですが、成長するためには現状の器の大きさは変わらないので、現時点で器に入っているものを減らし、そこに成長するために必要なことを足す、そうすることで器を大きく出来るのではないかと考えます。

ここまで考えて人生を歩んでいれば、成長するために必要な「意識」を持つことは始められているかなと思います。

見地と温度差

弊社も今期から正式に3階層組織へと移行しました。
第6期の3階層組織の定着としては、
・新入社員(新卒・中途含め)の早期戦力化
・既存社員のプレイヤー・マネジメント能力向上
を掲げております。

そこで自分も過去に経験したことのある、「見地」と「温度差」について改めて考えさせられました。
先月まで学生だった新入社員に関しては、学生と社会人(プロ)の見地や温度差と、マネージャーになった既存社員は、プレイヤーとマネージャーとしての役割の見地と温度差に直面することになりました。

考え方1つ、経験すること1つで見地と温度差に気付き、直面する壁を乗り越えることで、社員1人1人が成長を実感できる良い機会だと考えております。
勿論、その渦中には私も3階層の壁を経験することで、情報伝達やレポートの仕組み、理念・コンセプトの浸透をより良いものにしていかなければと思います。

立場が人を創るのか、人が立場を創るのか、どちらが解かは分かりませんが、壁を壁と正しく認識し、どのような壁で、どうすれば超えられるかをその人・立場の人間が考える、超えていくことに意味があると捉えております。

第6期&2015新卒

皆さまからのサポートを受け、弊社は3月より6期目を迎えることが出来ました。今後もより一層、全社員一同、社会の恩恵を授かるだけではなく、社会に還元出来るよう、精進していきます。

弊社では毎年、新卒採用を行っております。
2015年4月には2名の新卒が入社しました。

自分自身に新卒としての経験が無い分、どのように接する、助言をするのが良いかを幾度となく考えましたが、社会人としての基礎、人としての考え方という点では、新卒だから。ということは関係がないのだな。と強く痛感します。

弊社では、実学は勿論、ベンチャーへ入社したから学んでいないということが無いよう、教養や社会通念も含めた教育・育成をしていきたく考えており、社員1人1人の価値観・人生観の醸成の一助を担えるよう日々接しております。

将来、イードアで学んでよかった、働けてよかった。そう思ってもらえるような、会社・風土・考え方でいたいと決意を新たにしました。

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ブログの最終更新から1ヶ月経ち、継続することの大事さや難しさを痛感しております。。。

つい先日から非常に強く思うことが打ち合わせや何かの説明など、会話だけで相手へ上手に伝える際の重要なことについてです。

活字を読みあげるように話すことも大事だなと思いながら、相手が本当に腹落ちして理解してもらうためにはどうしたら良いのか、を改めて考えるようになりました。

自分の中でこのように伝えたい、こういうことです。と言いたいことが必ずしも相手には同じように伝わらないことが多く、勿論、言い回しや単語の選択などもありますが、最近、重要だと思うことは相手に疑似体験してもらうこと。と思いました。

相手の頭の中で、カラーでイメージできるような、まるで自分が描いた絵のようにその時々のシーンを時系列、登場人物、場所などを組み立てられるかを意識して話すことがより情景を理解した上で会話を積み上げていけるのだと思います。

相手によるという前提条件を抜きにいかに相手目線で物事・事象イメージを共有できるか、これを追求していきたいと思います。